出発前日の掘り出し物。

明日から青年海外協力隊保健師隊員としてモンゴルへ赴任します。
今日は荷物のパッキングしたり、父方祖父母と会ったり、部屋を掃除したりしてました。
実は、今日は所信表明のようなことを書くつもりでした。
しかし、下記のはがきをみつけ書くことを変えることにしました。

そう、これです。


はい。
分からないですね。
中学校を卒業する自分が20歳の自分に宛てた手紙です。
中学校卒業時に書いて、担任教諭が成人式の前に送ってくれた手紙です。

上段に15歳の自分の心境、下段に20歳の自分へ宛てた文が書かれています。

まずは、15歳の自分の心境。
「今の自分は、自分自身は自分を見失っている気がする。本当に、自分は看護師になりたいのか?自分は看護師になれるのだろうか不安だ。中学校生活は色々あった。自分らしくない事もしたし、ウソもたくさんついた。でも、少しずつ大きくなれた気がするよ・・・。」

次に、20歳の自分への手紙。
「夢をかなえるために努力をしている?それとも、夢をあきらめてしまった?どちらにしても、自分らしく生きてください。自分にウソをつかないでください。自分の過去を恨まないでください。そして、人を心の底から愛してください。傷ついてください。喜んでください。悲しんでください。怒ってください。そして、優しく成ってください!!」


手紙には書かれていませんが、24歳の自分から15歳の自分へ手紙をしたためたいと思います。



15歳の自分へ

20歳の時へ宛てた手紙なのに今の返信になってごめんね。
まず、看護師の免許は取得したよ。その後、国際保健をするなら保健師がいいと思って保健師の資格も取得して、就職したよ。
「怒って」を「努って」書いていた15歳だけど公務員として保健師になれたみたい。
いまだに漢字は苦手だし、字が汚いのは変わってないよ。残念。

そして、15歳の君が夢だと思っていた「青年海外協力隊」として明日からモンゴルへ赴任するよ。
君が夢だと思っていたことは、今の私にとって始まりの一歩になったよ。
国際保健って15歳の私が思っていたよりも奥深いもだったよ。
外国に行くだけが国際保健ではなく、日本在住の外国人への支援も大切なんだよ。
これからも、海外に出続けることを選択するのか、国内での仕事をするかは決めかねている。
それとも、その中間をとるのだろうか。それについては、また決まったら伝えるね。


これから、2年間モンゴルで色々な人と出会って、任地の人々を心の底から愛するよ。
そして、傷ついて、喜んで、悲しんで、怒って、優しくするね。
本当にありがとうね。君からの手紙で沢山の涙があふれ出てきたよ。
これらから、2年間も頑張るよ。15歳の君、楽しみにしていてね。