お嬢とじいや

 昨日は高校からの親友と飲んだ。
 考えてみれば、久しぶりにサシで飲んだな。
 出会ってからかれこれ9年か。あっという間だね。

 なぜか、私は彼女を「お嬢」と呼び、彼女は私を「じいや」と呼ぶ。周りから見たらどんな関係だという呼称だ。
 思い出してみると、高1の文化祭の時に自分の係で彼女が指揮をとっていた。それでゴクセンというドラマが当時流行っていたということもあり、私は彼女に「お嬢」というあだ名をつけ、呼ぶようになった。
 彼女がなぜ私を「じいや」と呼称するのかは事実は分からないが、私が当時おじさんくさい高校生だったからだろう。まっ、呼称の由来はどうでもいい。

 それから、彼女の呼びだされた時より呼び出されて遊ぶようになった。朝4時ごろにファーストフードにだったり、夜9時とかに呼び出されたりもした。たまに待ち合わせをすると、彼女は30分〜2時間位おくれて到着する。今日も30分くらい待ちぼうけ。考えてみると5年越しでエヴァンゲリオンのDVDも返却してもらった(笑)そういう、適当さが彼女にあるから自分も心地よく適当でいられる。素の自分に自然になれるな。やっぱり、お嬢のこと大好きだな。

 だけれども、永遠に恋愛関係に成ることはない。なぜなら、お互い好きとか言っていても「ラブ(愛)」ではなく「リスペクト(敬愛)」だと分かっている。また、それも心地いいんだ。


 これから、2年間モンゴルに行くから呼び出されても日本には行けないからね。だから、会いたければ必ずモンゴルに来いよ。
 待ち合わせやDVDのように遅れたら会えないぞ。ちゃんと2年間のうちに来いよ。